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ストレスの多い社会において、心と体のバランスを崩し、心身に不調をきたすことはめずらしくありません。
気分がすぐれない状態が一週間以上続いたり、だんだん憂うつになったり、不安、イライラ、眠れない、食欲がない、頭が回らない、焦りが強い、などの症状が伴う場合は単なる気分の問題、いわゆる「気の持ちよう」ではなく、うつ病の可能性があります。
うつ病の原因は患者さまによって様々ですが、脳内の神経伝達物質の働きが悪くなるのと同時に、ストレスやからだの病気、環境の変化など、さまざまな要因が重なって発病すると考えられています。
また、幼少期からの外傷体験など心の原因があって発症に至るものもあり、その場合、苦痛の元となっている心の原因を処理して健康的な心の状態に変化させなければ、完治には至りません。
うつ病の精神症状やうつ病の身体症状はご自分ではそれと気がつきにくいため、周囲の人が先に気付き、遅刻が多い、怠けている、仕事をしないなどと誤解される場合があります。
一方、体が疲れて動かない、疲れやすい、能率が下がった、体がついてこないなどのうつ病の症状で、ご自身が自覚する場合も多いようです。
こんなことで相談してよいのだろうかとひとりで悩まず、早めにご相談ください。
現在のうつ病治療は「休養、環境調整」「薬物療法」「精神療法」の3つが中心となります。
まず、治療を始める前に、十分に休養して疲れたこころとからだを十分に休めることが重要です。
そのために職場や学校、家族の協力を得ることも大切です。
そして、薬物療法によってうつ症状の原因となっている脳内アミンのバランスの乱れを調整していきます。
精神療法の中心は認知療法で、これは、患者さまの情緒の障害と密接に関連している認知の歪みを修正して、患者さんが問題を解決できるように支援する治療法です。
うつ病になりやすいタイプとして、真面目で責任感が強く、人あたりもよく、周囲の評価も高い人が多いということがいわれています。
すべてに完璧を求めるのではなく、物事に優先順位をつけてやっていくようにするなど、考え方を変えていくことも重要です。
当院では患者さまのお話をお伺いして、ひとり一人に最適な治療を行っていきます。