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何の前触れもなく、突然に息切れ、めまい、動悸などのパニック発作を発症します。
「このまま死んでしまうかもしれない」と思うほどの苦しい発作に見舞われますが、30分程度で症状が収まります。
動悸や息苦しさの多面、心臓の病気や呼吸器の病気と 疑われることがありますが、診断をしても異常が発見されません。
自然に良くなることはあまり期待できず、多くの場合、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら慢性化してしまいますが、早期に治療を行えば完治する病気です。
うつ病・うつ状態を合併することもあり、逆にうつ病がきっかけとなりパニック発作が起きる場合もあります。
これらの症状が現れて、検査を行っても全く異常は見つからない事があります。
その様な時は、当院を受診する事をお勧め致します。
最初に発作が起きる原因は、過労やストレスなどが関係しているとみられています。その後、再発することへの強い不安(予期不安)により発作が起こる場合もあります。
また、ストレスや脳内の伝達物質の動きに関連があるのではないかといわれています。
人間の脳には数多くの神経細胞(ニューロン)や受容体(レセプター)が存在し、その間を情報が伝わることで感情、知覚、運動、自律神経などの働きが起こります。その働きに誤作動が生じることでパニック発作が表れるのではないかといわれています。
パニック障害の治療の基本は薬物療法です。
さらに行動療法を併用することで95%の回復効果をもたらします。
パニック発作がはじめて起きてから早期に治療を受けると治療効果が上がりやすいケースが見られます。
お薬によって発作が治まる、あるいはお薬で発作を抑えることができると実感できるようになると、自信が少しずつ戻り、予期不安が減り、そのことが発作の出現をさらに減らすことにもつながります。